Radial J48 MK2評価レポート | |
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先日購入したRadialのDI BOX「J48 MK2」の評価を行いました。 ※あくまで個人的な感想ですので、その点を考慮して以下をお読み下さい。 |
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素材として、知り合いのベーシストに頼んで 指弾き・ピック弾き・チョッパーそれぞれのフレーズを弾いてもらいました。 その際に使用した楽器・機材は以下の通りです。 ■使用機材■ ベース1 : MUSICMAN StingRay USA(ノーエフェクト) ベース2 : アコースティックベース(メーカー不明) DI BOX : DI-1、TYPE85、J48 MK2の順(全てHAのファンタム電源を使用) HA : AMEK 9098DMA Monitor : GENELEC 1031A また、後日自分のベースでも試してみました。 ■使用機材■ ベース : YAMAHA BroadBassW(オークションで買った安い楽器です) ※その他機材は上記と同様。 これらをProToolsに24bit、48kHzで録音し、全ての録音終了後に聴き比べていきました。 以下がそれぞれに対する評価後の感想です。 |
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●DI-1● PA現場ではおなじみで、おそらく見かける頻度が1番多いDIではないでしょうか?うちでもPAの際には主に使用しています。値段もさることながら、ほとんど期待はしていなかったのですが、やはり音の印象もそれ相応と言った感じでした。個人的には録音には使用しないだろうな、と言うのが感想です。しかし、その頑丈さ・使い易さからPA現場では重宝します。 |
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●TYPE85● 低域の再現が良いです。ベースの低音弦が低音弦らしい音で鳴ってくれます。全体的に見てもDI-1よりも断然情報量が多く、音のバランスも良いです。(J48と比較すると)音の印象としては丸く、多少こもった感じにも聴こえますが、ライン録りにも充分使える音です。 |
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●J48 MK2● 上記2つと最も違う点は、その出力レベルです。HAへの入力段階で約16dBもの差がありました(J48がレベル大)。S/Nを考えるとこれは非常に大きな差だと思います。ノイズ発生源の多いPA現場では大きな利点ではないでしょうか?音の印象としては、TYPE85との比較になりますが、“素直できれいな音”と言うのが第一印象でした。しかし、更によく聴いてみると低域の再現も非常に良く、帯域バランスが良いので音が前に出てくるような感じです。オケ中においても埋もれてしまう事無く、しっかりと存在感を出せそうです。TYPE85よりも情報量が多いと思いました。 |
★評価を終えて・・ 全体のまとめとして3つを比べた場合、録音に使用出来ると思ったものはTYPE85とJ48です。さらにその2つを比べた場合、少しブーミーな低域が欲しい時以外は断然バランスの良いJ48を使用すると思います。また、この評価の後実際の録音現場でもBaやアコギ録りの際に使用しましたが、豊かな低域と粒立ちの良さで良い音が録れました。 今回評価を行ったJ48はアクティブタイプのDIですが、同メーカーのJDIと言うJensenトランスを用いたパッシブタイプのDIもあるようです。機会があればそちらも試してみたいと思っています。 余談ですが、自分の安物ベースでもなかなか良い音で鳴ってくれたので、J48であれば1ランク上のベースとして周りを騙せるかも?!・・・保障は致しませんが(笑) 以上が今回の評価でしたが、これを読んで実際にJ48の音を試してみたい!と思われた方は、ぜひ録音をしに来て下さい。 |